[おうちで学びたいこと探そう] バレエ ― 音楽と一つになる ―

情報誌「よみカル」から、特集した講座記事を紹介します。

ほかの講座の特集記事はこちら

特集バレエ_表紙500-708.jpgバレエ教室403-200.jpg

バレエ

舞台はマジック

 美しい衣装をまとい、華やかな照明に彩られて踊るバレエダンサー。体の動きだけで物語を表現する。

 「舞台はマジック。音楽と踊りが一つになった瞬間、言葉では表現できないほどの感動が生まれます」と山田真由美さん。

 クラシックバレエは、決められたステップで踊る。音楽も舞台装置も同じ。「でも、決して同じ踊りにはなりません。自分がどう見せたいのかという思いが大事です」。山田さんの師匠である故・谷桃子さんも「踊る心を大切に」と言い続けていた。

 「技術だけではお客様に響きません。心を込めて踊ることで喜びも悲しみも伝わります」

 表現のために、山田さんが大切にしているのが基本。それが身に付いていないと型が決まらず応用もできない。ジュニアクラスはもちろん、大人のクラスでも基本のレッスンをしっかり行う。大人は体ができ上がっているので、なかなか思うようにいかないこともあるが、「もう少し脚を伸ばして。限界を超えていきましょう!」と励ます。

 「ちょっと頑張って今より上を目指す。その先に楽しさが生まれます」


毎日レッスン

 プリエ(※)という動作から始めて、だんだんと大きな動きを練習していく皆さん。バーに手を添え、今日はどこまで脚が開くか、痛むところはないかと体の声を聞く。30分もしないうちにじわっと汗が出てくる。「体の中から汗を絞り出すような感じ」と生徒さん。ゆっくりした動きに見えても、体の内側の筋肉=体幹が鍛えられている。「まっすぐに立っているだけでも、おなかを引き上げるだけでも筋トレです」。

 「体は忘れん坊だから、毎日レッスンすること」と山田さん。基本を繰り返していくことで体が整えられ、立ち姿もきれいになっていく。

 そして、年に一度の発表会で夢の舞台に立つ。

 「『今までの練習の成果を発揮しましょう。さあ、楽しんで踊ろう!』と送り出します」

 時には転んだり、踊りがそろわないことも。

 「本人は悔やしいかもしれないけれど、それは小さなこと。舞台に立ったこと、大勢の人の前で披露したことが大事です」

 学校がある子どもも、仕事や家庭がある大人たちも欠かさずに通ってくる。皆、憧れの舞台で踊ることを目指しているからだ。「音楽と踊りがぴたっと合うと、本当に気持ちがいい」。踊ることを皆さん心から楽しんでいる。

 舞台が終わって、また次の舞台に向けて基本の練習が始まった。

(※)プリエ=脚を曲げる動作。単に腰を落とすのではなく、腰や膝の関節を開くように曲げる。バレエの全ての動きの基本だ。


※「よみカル」2017冬掲載 「バレエ」山田真由美 講師



山田真由美 講師の講座
※講座名をクリックすると講座詳細にリンクします

■よみうりカルチャー恵比寿(03-3473-5005)アトレ恵比寿7階
クラシック・バレエ(A)土曜 10:30~11:45
マダムのためのクラシック・バレエ(H)」土曜 12:00~13:15

(子どもクラス)

クラシック・バレエB(土・幼児) 土曜 13:30~14:30
クラシック・バレエC(土・児童初級)」土曜 14:30~15:30
クラシック・バレエD(土・児童中級)」土曜 15:30~16:30
クラシック・バレエE(土・児童上級) 」 土曜 16:30~17:45
クラシック・バレエN(金・幼児)」金曜 15:30~16:30
クラシック・バレエO(金・児童初級)」 金曜 16:30~17:30
クラシック・バレエP(金・児童中級)」金曜 17:30~18:30



特集バレエ_表紙500-708.jpg



よみカル特集_バレエ1000-698.jpg