[おうちで学びたいこと探そう] 和服地リメイク― 簡単におしゃれ ―

情報誌「よみカル」から、特集した講座記事を紹介します。

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和服地リメイク

普段着に使えるデザイン

 「その服すてきね。ちょっと着てみてよ!」「いいわよ。ほら、10歳若返るでしょ(笑)」「私も作ろうかしら。教えて!」

 皆さん仲が良くてにぎやか。楽しい会話は途切れることがありません。「手より口のほうが動いているの」と笑いますが、手元を見るとおしゃれなバッグがもう完成間近です。そんな皆さんが手にしている布は、古くなって着られなくなった着物や帯の生地。

 「着物の生地幅をそのまま使って服にリメイクしたり、袖や襟を取ってコートに仕立て直したり、できるだけほどかず、ハサミも入れず、簡単にできるよう工夫しています」と講師の下田弘子さん。オリジナル・パターンは300を超え、その多くが普段着に使えるデザインです。

 着物としては派手で使いにくい柄でも、シックな紬(つむぎ)の生地に組み合わせれば意外と面白い作品になることも。

 受講者さんも「素材や柄、色を合わせる楽しさがあります。たくさんの生地を広げて悩んだり、端切れが捨てられなかったりするけれど、それも楽しみの一つです」と語ります。


皆で元気を分け合う

 受講理由で一番多いのが、「祖母や母が使っていた着物を再利用したかったから」。

 「母が残した着物だから大事にしたいけれど、今では使いにくい。それをリメイクして、あの時に母が着ていたと思い出しながら使っています」「祖母が着ていた100年前の村山大島紬をリメイクして服に仕立てました。私が着ることで、祖母も喜んでいると思います」と話す受講者さんたち。周りを見れば、どの方も自分が作った服を着ています「自分で作って着るから楽しいんですよ」。

 一方、「受講者の皆さんが好きだと言ってくれるから私も頑張れる」と言うのは下田講師。長く病と闘いながら指導を続けていますが、「隠すこともないし、ムリもしないから元気」と7回の手術も笑い話に。「そんな病気をものともしない先生のパワーを私たちも見習いたいと思っているんですよ」と受講者の皆さんが笑顔で返します。「お互いに励まし合っているのかもしれないねぇ」。会話がにぎやかに続いていきます。

 古い着物地に新しい命を吹き込む下田講師のリメイク講座。作る面白さ、着る楽しみ、そして同じ趣味の仲間とおしゃべりする時間は、皆さんの元気も生み出しているようです。


※「よみカル」2019冬掲載 「和服地リメイク」下田弘子 講師



下田弘子 講師の講座
※講座名をクリックすると講座詳細にリンクします

■よみうりカルチャー八王子(042-622-6211)セレオ八王子北館10階
はじめての和服地簡単リメイク第3木曜 13:00~16:00
和服地の簡単リメイク(B)第1・3・5月曜 12:45~14:30
和服地の簡単リメイク(A)第1・3・5月曜 10:15~12:00
和服地の簡単リメイク入門第4水曜 10:15~13:15
和服地を使って洋服と小物づくり」(監修) 第3木曜 10:10~12:10


■よみうりカルチャー荻窪(03-3392-8891)荻窪ルミネ6階
和服地の簡単リメイク第2金曜 13:00~16:00


■よみうりカルチャー横浜(045-465-2010)横浜新都市ビル(そごう)9階
和服地の簡単リメイク第3火曜 12:45~15:45


■よみうりカルチャー川崎(044-221-5590)アトレ川崎5階
和服地の簡単リメイク第2土曜 10:00~13:00


■よみうりカルチャー錦糸町(03-5625-2131)錦糸町駅 テルミナ6階
和服地の簡単リメイク第2木曜 12:30~15:30



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