[講座リポート]夏休み特別講座 海大好き! 桝 太一さんと特別展「海」で学ぶ
元日本テレビアナウンサーの桝太一さんが7月31日、よみうりカルチャーの夏休み講座に登場。夏休みの子供たちに「海」の魅力について語りました。
桝さんは国立科学博物館の特別展「海―生命のみなもと―」(7月15日~10月9日、同館で。読売新聞社など主催)の公式ナビゲーターを務めていて、今回はその関連講座となります。読売新聞東京本社13階で開かれた講座には親子連れなど約140人が参加しました。
桝さんは、昆虫に夢中だった少年が大学でスキューバダイビングと出会って海の魅力を知ったこと、アナウンサーになってからも番組「ザ!鉄腕!DASH!!」でより海の生き物と関わることになったことなどを語りました。
また、海の楽しみ方として、透明な海よりも濁った海の方がエサが豊富でたくさんの生き物がいることや、迷路のような磯にはかくれんぼが得意な多様な生き物がいることなどの蘊蓄(うんちく)を紹介しました。写真で見せた珍しい生き物にも、会場の"ちびっこお魚博士"たちが「知ってる!」と次々と名前を答えるので、桝さんが「みんな海偏差値が高すぎる」とタジタジとなる場面も。
桝さんは、海で生き物を探すコツとして、ちょっとした色の違いなどの「違和感」に気づくことが大切とし、潮だまりでは一か所で最低5分は観察を続ければ、隠れた生き物が動き出し見つけることができる、とアドバイスしました。
そのうえで、おすすめの海として、海外ではエクアドルのガラパゴス諸島、国内では神奈川の野島海岸を挙げました。
質問コーナーで、子供から「なんで海に魚がいるのか?」と問われた桝さんは「なんでひれやエラ呼吸をする魚に進化したのかと考えるといいです。人間も魚から進化しました。そのへんをぜひ海展で見てください」など当意即妙の受け答えで会場を沸かせました。
最後は、会場全体でじゃんけん大会を行い、勝ち残った6組の参加者には海展チケットと桝さんとの記念写真がプレゼントされました。
(2023年7月31日)