[講座リポート]夏休み・小学生の職業を学ぶ講座 新聞記者の仕事を学ぼう

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 夏休みの小学生向け講座「新聞記者の仕事を学ぼう」が2022年8月4日(木)、東京・大手町の読売新聞東京本社3階「新聞教室」で開かれ、3年生以上の小学生7組の親子が受講しました。

 講師は読売新聞東京本社教育ネットワーク事務局の石橋大祐さん。石橋さんは講座の前に配布したメモ帳を手に、「聞いたこと、見たこと、たくさんメモしてください」と、受講する子供たちに話しかけました。

 最初に、新聞が作られ家に配達されるまでの流れをビデオで学んだあと、教室から出て、新聞を作る上で大事な編集会議を行う場所を見学しました。ビデオの中ではたくさんの人が集まっていましたが、見学した時は会議前で静かでした。参加した小学生からは「けんかしたりするの?」と質問の声が上がりました。石橋さんは「けんかはしないよ。議論するよ」と答え、別の小学生が「(新聞づくりは)大変そうだった」と感想を話すと、「大変なんだよ。でも楽しいんだよ」と石橋さんは笑顔で答えました。

 見学から戻ると、さっそく受講者たちは、見たこと、聞いたことをメモし始めます。
 次は記者の仕事を学ぶ時間。スライドで「取材力(しゅざいりょく)テスト」が始まりました。問題は6問です。小学生たちは、いきなりのテストに驚いた様子でしたが、自分の書いたメモを見ながら答えを書いていきます。1番の問題から、石橋さんが「答えられる人?」と呼びかけると、みんな元気よく手が上がりました。

 記者の仕事を学んだ後は、取材にチャレンジしました。今回は一緒に参加した家族への取材です。子供たちは、真剣な表情で質問していました。そして取材したことを記事にし、最後は希望者がみんなの前で発表しました。

 参加した小学生たちからは、「(取材相手が)なかなか答えてくれなくて大変だったけど、本物の記者の人もこんなことがあるんだなと思いました」、「文章を書くのがだいぶ得意になって決断力が身についた!」などの感想が寄せられました。