[おうちで学びたいこと探そう]GIANTS VENUS DANCE SCHOOL ジャイアンツ ヴィーナスダンススクール ~力を合わせ、笑顔で踊る~
情報誌「よみカル」から、特集した講座記事を紹介します。
GIANTS VENUS DANCE SCHOOL
自主性を育む
「こんにちは!」講座の15分前、元気に教室に入ってくる子どもたち。タオル、ドリンク、ポンポンをきちんと並べ、声を掛け合いながら準備運動を始める。読売巨人軍公式マスコットガール「ヴィーナス」の現役・OGが講師を務めるヴィーナスダンススクールでは、技術だけでなく、あいさつ、返事、感謝など人として大切なことも教える
「それがチームワークにつながるから」と新居史麻さん。
もちろん、皆が最初からできたわけではない。「おしゃべりするために来たの?」と問い掛けたり、「言われてやるのではなくて、何をすればいいか自分たちで考えよう」と諭したり。
大きな転機となったのは、初めての東京ドーム。球場の大きさと大観衆に圧倒され、緊張して笑顔が出せなかった子もいた。ダンスをそろえるのも難しかった。でも、「観客を楽しませるというチアの役割を肌で感じたと思う。皆で力を合わせること、観客に伝わるまで頑張ることの大切さも知ったと思います」。以来、子どもたちは「次はもっと笑顔で踊りたい」と自主的に練習するようになった。「目の色が変わりました」と新居さん。
先生のようになるのが夢
体格差や柔軟性、リズム感もまちまちな子供たち。苦手なポーズやダンスもあるようだ。「できる、できないではなく、やるかやらないか。≪やる»を積み重ねていくと、その先に≪できる»がある。他人と自分を比べるのではなく、以前の自分より今はどこまでできるようになったのかが大事」
時に厳しく指導する新居さんお言葉に、「やってみよう!」と心を強くしていく子どもたち。思うようにできないポーズは、何度も何度もトライする。「家でもできるまで練習を重ねています」とお母さん。ヴィーナスとして5年間活躍した新居さんに憧れて、「史麻先生のようになるのが夢です」と頑張る子も。
「本気でぶつかると、子どもたちは真剣な目で応えてきます。あっという間に成長して、私が思っている以上に先に行ってしまう子もいます。講師としてうれしい瞬間ですね」
※「よみカル」2017夏掲載 「ヴィーナスダンススクール」新居史麻講師