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Lesson23 東京近郊で紅葉の撮影スポット
東京近郊には、紅葉の名所がたくさんありますが、ご自分の好みで「画になる撮影スポット」を探しましょう。撮影地が決まったら、晴れた日の早朝に出かけます。三脚は紅葉の名所では、持ち込み禁止が多くなりますので事前に調べておきましょう。 撮影地に着いたら、慌ててすぐにシャッターを切らないで、全体を見渡し、逆光線で美しく輝いている紅葉を探してください。逆光線では、ゴーストやフレアーが出てクリアーな写真にならない場合がありますがら、フードを付けそれでも余計な光が入る時は、左手で「晴れ切れ」をやってください。
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【写真A】 |
千葉県・松戸市の本土寺で撮りました。本土寺は、一万坪もの起伏のある境内が錦に染まります。 ニコンの18ミリ~200ミリのズームレンズにPLフィルターを装着して、シャッター優先モードで250分の1で切りました。赤色を強調するためにピクチャーコントロール(キャノンはピクチャースタイル)をビビットにしました。 強い逆光線だったのでゴーストが出ましたので、左手でフードを軽くつかんで「晴れ切れ」をやって撮影しました。
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【写真B】 |
埼玉県・新座市の平林寺で撮りました。平林寺は広大な境内に二万本もの紅葉が、京都のように真っ赤になり、カメラマンに人気の撮影スポットです。 この写真は、夜に嵐が吹き、見ごろの真っ赤な紅葉が散ったものです。こんな風景は珍しいので、すかさず緑の草の上に散った紅葉を撮りました。写真の撮影はハンティングと同じで獲物を逃してはなりません。上下左右に目配りしてアッと驚くような写真を狙ってください。
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◆講師 読売新聞社写真部OB 今野 洋一 |
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