Lesson19 横浜中華街の春節パレードを撮る

 2月28日(土)は、横浜中華街で春節のパレード「祝舞遊行」がありました。
 パレード撮影の際は、背負う形のカメラバッグにスニーカーなど、フットワークの軽いスタイルで行きましょう。
 また、場所取りが大切なので早めに行って最前列から狙ってください。
 逆光線や日陰などで顔色が黒くなってしまうのを防ぐために、ストロボを忘れずに持っていきましょう!

写真A

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〈写真A〉
 16時に山下町公園からパレードが始まりますが、1時間前に「関帝廟」前で場所取りをしました。やがて爆竹を先頭にパレードが始まり、獅子舞の後に巨大な龍がうねって階段を上ってきます。
 ISO感度を1000に上げてシャッタースピードを250分の1くらいにすると、絞りがF16くらいになり、被写界深度が深くなり獅子の前後の見物人にもピントが合うようになります。
写真B
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〈写真B〉
 獅子に頭を「パクン」としてもらうと1年間健康に暮らせるそうです。「パクン」とされる、この決定的瞬間を逃さないために、先回りをして子どもの横で獅子を待ちました。顔が黒くならないようにストロボを使用しますが、反対に白くなりすぎないようにディフューザーを着け、光量を3分の1にして弱めの光を当てるようにします。
 スナップの撮影時には、忘れずにストロボを持っていくのが表情豊かな写真を撮るコツです。

◆講師  読売新聞社写真部OB 今野 洋一