- トップ
- 講座リポート・動画etc.
- 今野洋一
Lesson18 成人の着物姿をきれいに撮る
成人式は、一生に一度の晴れ姿で、カメラを向けると笑顔でモデルになってくれます。
しかし、良い写真が撮れてコンテストなどに出品しようとする場合は被写体となってくださる方に一言断っておいてください。
例題の写真は、名刺を渡し「よみうりカルチャーの写真教室の教材として、ホームページに使わせてください」と許可をもらいました。
①カメラにストロボをセットしISO感度を400に、ピクチャーコントロール(キヤノンの場合はピクチャースタイル)を「ポートレート」にセットし、ホワイトバランスは晴れていれば「晴天」にします。
②髪飾りをキラッと輝かし、フワフワしたファーのディテールを美しく写し出すために逆行線でストロボを発光して撮影してください。
例題の写真のようにアップで撮るときは、顔が光らないように、クリップオンのストロボであればディフューザーをセットして光量を3分の1に弱くしてください。
③記念写真は、顔色を美しく撮るのが命です。逆光線で撮るときは、ゴーストやフレアーを入れないように左手でフードを作ります。
また、露出補正を+0.3にすると顔色が白くなり、お化粧が映えます。
◆講師 読売新聞社写真部OB 今野 洋一