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Lesson12 東京の雪を撮る
北海道や北陸地方での雪の写真は簡単に撮れますが、東京が雪景色になるのは、多い年で2回程度ですし、降る雪の量が少ないので美しい雪景色を撮るのには、コツがいります。
①雪が降った場合どこが良い撮影地になるか、下見をしておきましょう。
なるべく、バックが黒くなる場所が良く、お寺や庭園などを頭に入れておくと良いです。
②前日の天気予報で降雪の予報が出たら、カメラをバッグに入れて支度をしましょう。
雪で濡れたカメラを拭くための、乾いたタオルを一緒に持参するようにしてください。
③当日は、朝早く起きて、目的地に出かけ、池や石垣など後ろが黒い場所を選び、ISO感度を800くらいに上げて、手ブレしないように撮影をしてください。
④雪は、シャッタースピードを200分の1に設定して撮ると点に写り、50分の1で撮ると線状に写ります。
どちらで撮る場合も、手ブレに注意してください。
下の写真は、日比谷公園で撮った写真で、手前の雪囲いが白いベレー帽をかぶったような写真になりました。
次の写真は、神代植物公園で、夜に降った雪が梅の花に積もっていたところを、マクロレンズにセンターフォーカスのフィルターを付けて撮りました。
◆講師 読売新聞社写真部OB 今野 洋一