Lesson10 お祭りで迫力ある神輿の撮り方

 日本各地には、いろいろな祭りがありますが、今回は東京の下町でフォトジェニックな祭り、「深川祭り」を参考にご説明します。

 「深川祭り」は、永代橋を渡ると、神輿にダンプカーの上から激しく水がかけられ、水しぶきが舞い、担ぎ手もずぶ濡れ。
 迫力ある魅力的な写真が撮れる祭りです。

 カメラにも水しぶきがかかるので、タオルを持参して、濡れたら拭き取ってください。

①スニーカーを履くなど歩きやすい軽装で、カメラバッグを背負い、両手は空けて撮影に集中してください。

②神輿に水をかけている場所を探し、神輿の前に行き、シャッター優先モードにして500分の1で撮ってください。

③ファインダーをのぞきながら狙うと、どうしても神輿の前にいる関係者の頭が引っ掛かり、担ぎ手がよく見えません。
 ファインダーをのぞかずに、カメラを頭の上まで両手で持ち上げ、カメラの角度を考えながらシャッターを切ってください。
 最初は狙ったとおりにはいきませんが、カメラの角度がわかってくると、狙いどおりの写真が撮れるようになります。

この撮影ができると、お祭りでもパレードでも、前に立つ人越しに撮れますので、練習してみてください。

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[参考:三社祭の写真]

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◆講師 読売新聞社写真部OB 今野 洋一