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Lesson8 結婚式、披露宴の撮り方
身内の結婚式が上手に撮影できれば、写真代もかかりませんし、心温まる写真になるので、腕を磨いて挑戦してください。
①事前に披露宴の式次第のコピーをもらい、それを頭に入れて新郎新婦の移動時には先回りしてカメラを構えます。
コンパクトカメラでも撮影できますが、決定的瞬間を逃さないためには、一眼レフと、別売りのスピードライトが必要です。
②セッティングは、ISO800、シャッタースピードを100分の1に。ホワイトバランスはフラッシュにし、ピクチャーコントロール(ニコン)・ピクチャースタイル(キヤノン)をポートレートにします。
③新郎新婦の登場です。二人が歩いてくる前方で構え、バラの花が飛んだ瞬間にシャッターを切ります。
④ケーキカットの時には遠慮せず、新郎新婦とケーキがよく見えるよう位置取りをします。
⑤来賓の挨拶も全員分撮影してください。もちろんピントは挨拶をする来賓に合わせ、新郎新婦までピントが合うように絞り(F)をF11にし、ISOを2000くらいに上げます。
⑥披露宴の参加者をこまめにグループごとに撮影し、来賓の歌やかくし芸なども撮っておいてください。遠慮しながらでは、良い写真は撮れません。撮影を頼まれたら両家に「遠慮しないで撮ります」と言っておくことも必要です。
◆講師 読売新聞社写真部OB 今野 洋一