講座コード:202601-18010046 2025年11月7日 更新

公開

皇居三の丸尚蔵館連続講座 全18回⑥

油彩画の修復現場から

皇居三の丸尚蔵館 主任研究員加藤 広樹

 油彩画の修復というと、皆様はどんな印象をおもちですか。白衣を着た人たちが作品に向かって慎重に作業をしている。顕微鏡を使って、肉眼では見えない細かい処置を作品に施している。このようなことを思い浮かべるのではないでしょうか。
 この講座では、修復した油彩画作品を通して、修復は実際にどのようなことをしているのかを解説します。具体的には、第一次世界大戦におけるランス(フランス)の戦い後の焼け野原を描いたハーバード・ヒュー・スタントン《LENS,1918》と、台湾の雪山(次高山)を眺望した風景を描いた石川欽一郎《次高山》の事例を主にとりあげます。これらは講師が三の丸尚蔵館で修復したものです。その修復過程を画像や実際の修復材料・道具をお見せしながら説明します。
 また、この2点は修復を通して、作者の作品に込めた意図や、その所有者がその作品がどのように保管されてきたのかなどといったことがみえてきました。普段あまり語られることのない作品の隠れた部分を皆様に紹介します。

写真=ワニス噴霧の様子
日時 3/28 土曜日
 14:00~15:30
受講料 会員  1回 2,750円(うち消費税額250円)
一般  1回 2,750円(うち消費税額250円)
維持費 220円
ご案内 会場:読売新聞東京本社3階「新聞教室」(地下鉄「大手町駅」C3出口直結、3階にある読売新聞関連グッズを扱うお店「よみうりショップ」(隣は調剤薬局)の中に「新聞教室」はあります)
※13:30開場予定です。
初回持参品 筆記用具

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※受講料や維持費、教材費等は消費税込みの金額です。講座開始日前のご入金をお願いします。

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※当社側の事情で講座が成立しない場合は全額を返金します。お客様の都合でお申し込みをキャンセルされた場合は、所定の手数料を承ります。

※定期講座の受講はよみうりカルチャーに入会が必要です。定期講座の体験、公開講座の受講はよみうりカルチャーに入会不要です。入会・受講規約をご覧ください。

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