講座コード:202601-18010044 2025年11月7日 更新

公開

皇居三の丸尚蔵館連続講座 全18回④皇居三の丸尚蔵館収蔵品にみる近代の油絵

日本的な油絵を求めて

皇居三の丸尚蔵館 研究員田中 純一朗

 今からおよそ160年前、新時代の幕開けとともに、明治の画家たちは西洋からもたらされた油絵(洋画)という技法を、いかにして私たちの国に根付かせるかという問題に直面することになります。彼らは油絵が国家にとって「有用の術」であることを示すために、遠近法や陰影法などの目新しい表現によって注目を集めるだけでなく、画家として描くべきテーマやモチーフまで模索しながら、日本的な油絵の在り方を追求しました。
 画家たちのこうした姿勢は、明治から大正、昭和へと時代をまたぎながら受け継がれていきます。あまり知られていない事実ですが、まだ専門的な画商がいない時代、油絵が一般の家庭に普及する以前には、皇室が博覧会や美術展での御買上などを通じて画家たちを支援してきました。この講座では、皇居三の丸尚蔵館の収蔵品を中心に近代の油絵の歩みをたどりつつ、その魅力を解説したいと思います。

写真=
①五姓田義松「田子之浦」
②児島虎次郎「なさけの庭」
いずれも皇居三の丸尚蔵館収蔵
日時 2/21 土曜日
 14:00~15:30
受講料 会員  1回 2,750円(うち消費税額250円)
一般  1回 2,750円(うち消費税額250円)
維持費 220円
ご案内 会場:読売新聞東京本社3階「新聞教室」(地下鉄「大手町駅」C3出口直結、3階にある読売新聞関連グッズを扱うお店「よみうりショップ」(隣は調剤薬局)の中に「新聞教室」はあります)
※13:30開場予定です。
初回持参品 筆記用具

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