講座コード:202601-18010042 2025年11月7日 更新

公開

皇居三の丸尚蔵館連続講座 全18回②染・織・繍が放つ美の輝き

皇室の美術染織

皇居三の丸尚蔵館 主任研究員小林 彩子

 長い歴史の中で培われた普遍的な染織技術に、染め、織り、刺繍があり、それぞれの時代によってはやり、あるいは特色がみられます。近代、特に明治時代は、大きな社会的変化を受けて、多くの産業が近代化への変革を促されるなかで、染織業界でも従来とは異なる新しい分野を開拓していきました。そのひとつが「美術染織」です。
 美術染織は、文字どおり美術的な要素を多く含み、鑑賞性が高い染織品で、輸出も視野に入れた室内装飾品として製作されました。京都で染織、呉服業を営んでいた西村總左衛門、飯田新七、川島甚兵衞らは、従来からある技術を基に努力を積み重ね、明治宮殿や離宮の調度などの皇室の御用も含めた数々の優れた美術染織を生み出していきます。大正時代以降は次第に特殊性を失っていきますが、遺された作品は今なお輝きを放っています。
 今回の講座では、皇居三の丸尚蔵館が収蔵する美術染織をとおして、その輝きの源を探ります。

写真=
①「天鵞絨友禅嵐ノ図掛幅」12代 西村總左衛門 明治36年(1903)
②「四季草花図刺繍屏風」4代 飯田新七 明治35年(1902)
③「百花百鳥図綴錦壁掛のうち桐牡丹に孔雀図」2代 川島甚兵衞 明治38年(1905)
いずれも皇居三の丸尚蔵館収蔵
日時 1/31 土曜日
 14:00~15:30

ホームページからのお申し込みは、受講日の1日前までとなります。

受講料 会員  1回 2,750円(うち消費税額250円)
一般  1回 2,750円(うち消費税額250円)
維持費 220円
ご案内 会場:読売新聞東京本社3階「新聞教室」(地下鉄「大手町駅」C3出口直結、3階にある読売新聞関連グッズを扱うお店「よみうりショップ」(隣は調剤薬局)の中に「新聞教室」はあります)
※13:30開場予定です。
初回持参品 筆記用具

※ホームページからもお申し込みいただけます。ホームページからのお申し込みには「読売ID」の登録が必要です。詳しくは「初めてご利用の方へ」をご覧ください。

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※ホームページからのお申し込みは、1講座につき1人の申し込みができます。代表者の方が複数人分の申し込みはできません。各人でお申し込みください。複数人分のお申し込みをされたい場合は、お電話でお問い合わせください。

※残席状況は申し込み手続き中に変動する場合があります。

※受講料や維持費、教材費等は消費税込みの金額です。講座開始日前のご入金をお願いします。

※開講できない場合や、日程、内容が変更になる場合があります。

※当社側の事情で講座が成立しない場合は全額を返金します。お客様の都合でお申し込みをキャンセルされた場合は、所定の手数料を承ります。

※定期講座の受講はよみうりカルチャーに入会が必要です。定期講座の体験、公開講座の受講はよみうりカルチャーに入会不要です。入会・受講規約をご覧ください。

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