講座コード:202507-18010031 2025年5月22日 更新

公開

現代に生きる小泉八雲とセツ、そして「怪談」

小泉八雲記念館館長 島根県立大学短期大学部名誉教授小泉 凡

 ギリシャに生まれ、地球を半周以上巡って1890(明治23)年に39歳で日本の土を踏んだ作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン/1850-1904)。没後120年、代表作『怪談』出版から120年を経たいま、「オープン・マインド」(偏見をもたず、多様性を重視する開かれた精神)という八雲がもつ思考の特色が、八雲文学を読み解く新しいキーワードとして注目されています。八雲は松江で出会った士族の娘、小泉セツと結婚し、セツの手助けを得て生涯で百話を超える怪談を再話します。八雲の怪談作品は、東洋と西洋、人と自然、生者と死者、現実世界と異界をつなぐ物語だといえます。
 「オープン・マインド」「五感力」「SDGs」「戦後80年」「『怪談』翻訳の広がりと新しい芸術表現」「小泉セツ」……。そんな現代の視点から、小泉八雲とセツの思考や生きざま、またふたりが紡いだ「怪談」の世界を探訪します。

【講師プロフィル】
1961年東京生まれ。成城大学・同大学院で民俗学を専攻後、1987年に松江へ赴任。妖怪、怪談を切り口に、文化資源を発掘し観光・文化創造に生かす実践活動や、小泉八雲の「オープン・マインド」を社会に活かすプロジェクトを世界のゆかりの地で展開する。2022年度全国日本学士会アカデミア賞を受賞。
小泉八雲記念館館長、焼津小泉八雲記念館名誉館長、島根県立大学短期大学部名誉教授。
主著に『民俗学者・小泉八雲』(恒文社)、『怪談四代記―八雲のいたずら』(講談社)、『小泉八雲と妖怪』(玉川大学出版)ほか。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)ひ孫、日本ペンクラブ会員。
日時 9/14 日曜日
 14:00~15:30

ホームページからのお申し込みは、受講日の1日前までとなります。

受講料 会員  1回 3,300円(うち消費税額300円)
一般  1回 3,850円(うち消費税額350円)
維持費 220円
ご案内 会場:読売新聞東京本社3階「新聞教室」(地下鉄「大手町駅」C3出口直結、3階にある読売新聞関連グッズを扱うお店「よみうりショップ」(隣は調剤薬局)の中に「新聞教室」はあります)

下部の受講申込・予約のボタンからクレジット決済できます。
クレジット決済が不可能な方は、お問い合わせにご記入、もしくはお電話でお問い合わせください。コンビニ払込用紙(手数料154円別途)をご郵送させていただきます。
初回持参品 筆記用具

※ホームページからもお申し込みいただけます。ホームページからのお申し込みには「読売ID」の登録が必要です。詳しくは「初めてご利用の方へ」をご覧ください。

※「読売ID」の登録には一人ひとつのメールアドレスが必要ですが、メールアドレスをお持ちでないご家族がいて複数人分を申し込みされたいなどの場合は、「見学申込・問合せ」(公開講座は「お問い合わせ」)ボタンから各人のお名前や人数などを入力して送信してください。

※残席状況は申し込み手続き中に変動する場合があります。

※受講料や維持費、教材費等は消費税込みの金額です。講座開始日前のご入金をお願いします。

※開講できない場合や、日程、内容が変更になる場合があります。

※当社側の事情で講座が成立しない場合は全額を返金します。お客様の都合でお申し込みをキャンセルされた場合は、所定の手数料を承ります。

※定期講座の受講はよみうりカルチャーに入会が必要です。定期講座の体験、公開講座の受講はよみうりカルチャーに入会不要です。入会・受講規約をご覧ください。

※定期講座で優待割引を利用して申し込みされたい方は、「見学申込・問合せ」ボタンから利用したい優待名を入力して送信してください。