講座コード:202607-18012607 2026年4月1日 更新

公開

北斎と馬琴

専修大学名誉教授、国際浮世絵学会常任理事板坂 則子

 浮世絵師・葛飾北斎、と戯作者(作家)・曲亭馬琴は江戸時代後期の文化を代表する人物です。二人は同時代を生き、強い個性を持って長命を保ち、時代を超えた作品を数多く残しました。それぞれ妥協を許さず、特に馬琴は周囲との付き合いを避けたのですが、ただ一人の例外として40代の時に数ヶ月、北斎を同居させています。文化期の十ニ年間(1804~1815)、馬琴の書く原稿に北斎が挿絵を描き、十三作の読本(よみほん)が世に出されました。二人は仲の良い作者と絵師として過ごしたのではなく、自らの腕の優位を求めて熾烈な競争をし、自らの歩む道とそれを生み出す力を得たのです。二人の共同作業が終わった1814年、北斎は「北斎漫画」初編を、馬琴は『南総里見八犬伝』初輯を出し、それぞれの道を歩んでいきます。二人の足跡を江戸期の書物を通じて見てみましょう。

【講師略歴】板坂則子
曲亭馬琴の作品を中心に、江戸後期小説、浮世絵や艶本、江戸期のジェンダー論を幅広く研究。主な著書に『曲亭馬琴の世界―戯作とその周縁』(笠間書院)、『戯作と艶本―馬琴から英泉へ、艶本化の水流』(武蔵野書院)、『江戸時代恋愛事情―若衆の恋、町娘の恋』(朝日選書)他。専修大学名誉教授、国際浮世絵学会常任理事。
日時 7/11 土曜日
 15:00~16:30

ホームページからのお申し込みは、受講日の2日前までとなります。

受講料 会員  1回 3,300円(うち消費税額300円)
一般  1回 3,850円(うち消費税額350円)
維持費 385円
教材費
教材費 33円
初回持参品 筆記用具

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