講座コード:202510-01210021 2025年9月26日 更新

『方丈記』とその時代

大正大学非常勤講師関口 崇史

 清少納言の『枕草子』、吉田兼好の『徒然草』とともに三大随筆として有名な『方丈記』は、建歴2年(1212)3月、出家し蓮胤と名乗っていた鴨長明によって執筆されました。『方丈記』は長明が20代から30代にかけて体験した五つの不思議を簡明な文章で綴る前半と自信の住まいの変遷を通して振り返り、たどり着いた方丈の庵とそこでの遁世生活の日々を描く後半によって構成されています。
 本講座では、これまで『方丈記』がどのように読まれてきたのか、そして、評価されてきたのかを確認した上で、彼が体験した五大災厄を記した前半部分を読み進めていきます。次に、自身の出自とたどり着いた方丈での庵の生活を綴る後半部分を講読し、下鴨神社の社家に生まれながら跡を継げなかった長明の心情、そして、彼の住居論を中心に読み解いていきます。
日時 10/24、11/28、12/26
第4金曜日 12:30~14:00

ホームページからのお申し込みは、受講日の8日前までとなります。

受講料 会員 3か月 3回 8,910円(うち消費税額810円)
維持費 924円
テーマ 10/24
11/28
12/26
途中受講 できます
見学 できます
体験 できます 体験料 3,278円(うち消費税額298円)
ご案内 テーマ:『方丈記』とは何か
世の不思議―都を襲う大火と辻風/世の不思議―清盛の福原遷都/世の不思議―都を襲った大飢饉/世の不思議―都を襲った大地震/中世の災害/住みにくい世の中/出自を語る長明/遁世の日々―日野の生活/遁世の振り返る/導き出した答え/遁世とは?
初回持参品 筆記用具

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