講座コード:202404-01310052 2024年4月18日 更新

オンライン

【オンライン】 新選組を通じて学ぶ・幕末きほんの「き」 シーズン3

歴史地理史学者、京都女子大学非常勤講師中村 武生

 幕末は、坂本龍馬や勝海舟、西郷隆盛、高杉晋作といったいわゆる歴史ヒーローたちの名が躍る反面、その全体像がつかみづらい時代だとも言えます。幕末は日本史の中でもまれに見るほどの混乱を極めた時代だからです。欧米列強から圧力が増す中、尊王思想と攘夷という行動論が複雑に絡まりあい、流動化する政局。そして、帝までを巻き込んだ各者の権力争いの中で、主導権はくるくると「猫の目」のように移り替わりました。そして時代は薩長勢力に主導され、その後の維新へと続いていくのです。
大きなエネルギーが渦を巻いた幕末期。混乱の時代を理解するヒントの一つに「当時の世相を理解すること」があると考えます。新選組が闊歩した京都の街の様子や、当時の暦や時間や距離、お金や経済といった当時の暮らしぶりについても目を向けてみましょう。遠回りかもしれませんが、小さな事がらを知識として重ねることで、見えてくるものがきっとあるはずです。また、宮中や幕府といった機構や制度の話。岩倉具視や三条実美といった公家はいったい何者なのか? そして、幕府組織や職制、大名家の格や石高、身分制度といった話を学ぶことは、政治の大枠をつかむ上では大事な知識となります。全12回のカリキュラムの後半は、少しずつ具体的に歴史の出来事を取り上げながら、混乱の時代をわかりやすく整理していきます。皆さんがよりリアルに「あの時代」を感じることができるよう、新選組隊士のエピソードも織り交ぜながら学びを進めていきます。
日時 4/20、6/15、7/20、9/21
 11:00~12:30

ホームページからのお申し込みは、受講日の1日前までとなります。

受講料 会員 6か月 4回 15,400円(うち消費税額1,400円)
維持費 880円
テーマ 各回のテーマ
①4月20日(第3土)
「禁裏・公家社会のはなし」
7.経済事情、8.業務、9.地下官人(かんにん、摂家諸大夫などを含む)、10.改元、11.埋葬地・供養所(陵墓)
②6月15日(第3土)
「禁裏・公家社会のはなし」の続き
③7月20日(第3土)
「徳川公儀と諸侯のあれこれ」
公儀との組織・機構、役職―大老、老中以下、大名家の格―三家、三卿、家門、譜代、外様(有力大名とはなにか)、公儀領(いわゆる幕領、天領)と収入事情、墓、埋葬地―付(つけたり)東照宮、存在の正当化―由緒と顕彰
④9月21日(第3土)
「徳川公儀と諸侯のあれこれ」の続き
途中受講 できます
見学 できません
体験 できません
ご案内 ▽オンライン参加方法は別途、ご案内いたします。
▽会場での参加はできません。
▽2週間の「復習配信」付き

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