講座コード:202510-01210250 2025年8月1日 更新

新設

江戸文化研究執筆家

小泉八雲が紡いだ怪談

江戸文化研究執筆家櫻庭 由紀子

「耳なし芳一」「牡丹燈籠」「雪女」「むじな」どこかで聞いたことのあるような、どこか不思議で哀しい八雲の怪談たち。これらの物語は、実は八雲が明治時代に日本各地の伝承や事件、新聞記事、さらには妻・セツの語る昔話や創作をもとに再構成した“再話文学”です。八雲の名作怪談と、それぞれの元になった民話・都市伝説・風習などを比較しながら、彼とセツがどのように「物語」に仕立てたのかをひもといていきます。原典と八雲作品を読み比べてみると、見えてくるのは明治という時代の空気、そして八雲が日本の“異界”をどう見つめていたのかという視点の違い。「雪女」や「むじな」などは、実はセツの創作や編集が色濃く反映されているという説も。ふたりのコラボレーションによって生まれた八雲怪談の世界は、単なる怖い話ではなく、“語ること”そのものの魔力を宿しています。

【講師プロフィール】
江戸文化・伝統芸能演芸の研究執筆家。近世から明治初期の伝統芸能、文学、落語、講談などの話芸を中心に、執筆や講演を行う。著書に「古典エンタメあらすじ事典」(淡交社)、「蔦屋重三郎と粋な男たち!」(内外出版社)、「落語速記はいかに文学を変えたか」(淡交社)、「江戸でバイトやってみた。-古地図で歩く大江戸八百八町萬職業図鑑」(技術評論社)など多数。噺家・三遊亭楽松の女将としても活動中。
日時 10/23、11/27、12/25、1/29、2/26、3/26
第4木曜日 13:00~14:30

ホームページからのお申し込みは、受講日の4日前までとなります。

受講料 会員 6か月 6回 21,780円(うち消費税額1,980円)
維持費 1,716円
教材費
小泉八雲 792円
途中受講 できます
見学 できます
体験 できます 体験料 4,048円(うち消費税額368円)
初回持参品 筆記用具

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※残席状況は申し込み手続き中に変動する場合があります。

※受講料や維持費、教材費等は消費税込みの金額です。講座開始日前のご入金をお願いします。

※開講できない場合や、日程、内容が変更になる場合があります。

※当社側の事情で講座が成立しない場合は全額を返金します。お客様の都合でお申し込みをキャンセルされた場合は、所定の手数料を承ります。

※定期講座の受講はよみうりカルチャーに入会が必要です。定期講座の体験、公開講座の受講はよみうりカルチャーに入会不要です。入会・受講規約をご覧ください。

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