講座コード:202601-18120400 2025年11月18日 更新

公開

金箔でガラスに絵を描くエグロミゼ体験と保存修復の世界

コンサバター・保存修復師森尾 さゆり

 日本ではまだほとんど知られていない、18世紀のフランスに由来する金彩技法「ヴェール・エグロミゼ(Verre églomisé)」を体験してみませんか。エグロミゼは、ガラス板にゼラチンで貼った金箔を削り出し、絵や模様を描く手法のこと。手を動かす感覚は“スクラッチ”に近く、初心者の方や絵に自信のない方でも楽しみながら取り組むことができます。当日は、あらかじめ金箔を貼ったガラス板をご用意します。竹串や綿棒を使ってお好きなデザインを描いて、黒い背景に金箔が美しく映える作品に仕上げていきます。完成した作品はフレームに入れてお持ち帰りいただけます。ご自宅で続きを仕上げることも可能です。また、ガラスに金箔を貼る「ギルディング(gilding)」のデモンストレーションも行います。1万分の1ミリという繊細で軽やかな金箔の美しさを、ぜひ間近でご体感ください。さらに、このワークショップでは制作に入る前に、講師のコンサバター(保存修復師)としての仕事についてもご紹介します。制作を楽しみながら、普段なかなか触れることのない「修復の世界」にも触れてみましょう。

【講師プロフィール】
1981年東京生まれ。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズでガラスアートを学び、モザイク工房勤務を経て、シティ&ギルド・ロンドンアートスクールで保存修復を専攻。修了後、ビクトリア&アルバート美術館(V&A)の彫刻修復室に勤務。
2021年に帰国し、東京国立博物館で非常勤職員を務める。現在は東京藝術大学保存修復彫刻研究室の教育研究助手。フリーのコンサバターとして活動する傍ら、子どもや親子向けの普及活動にも取り組んでいる。
ブログ:https://bansanokota.com/
日時 3/22 日曜日
 13:00~15:30

ホームページからのお申し込みは、受講日の6日前までとなります。

受講料 会員  1回 3,850円(うち消費税額350円)
一般  1回 3,850円(うち消費税額350円)
維持費 385円
ご案内 ※本体験はガラス板に貼られた金箔を削り、絵を描くワークショップです。事前に金箔を貼ったガラスプレートをお渡します。
※教材費3,300円は当日教室にて講師にお支払いください。(教材費のキャンセルは前日まで、それ以降は不可)
初回持参品 描きたいデザインや下絵、インスピレーションとなる参考資料などをご持参ください。(サイズ:約105mm×75mm)

※ホームページからもお申し込みいただけます。ホームページからのお申し込みには「読売ID」の登録が必要です。詳しくは「初めてご利用の方へ」をご覧ください。

※お子様の講座で、お子様がメールアドレスをお持ちでない場合は、保護者用のメールアドレスでお子様用の読売IDを登録できます。

※ホームページからのお申し込みは、1講座につき1人の申し込みができます。代表者の方が複数人分の申し込みはできません。各人でお申し込みください。複数人分のお申し込みをされたい場合は、お電話でお問い合わせください。

※残席状況は申し込み手続き中に変動する場合があります。

※受講料や維持費、教材費等は消費税込みの金額です。講座開始日前のご入金をお願いします。

※開講できない場合や、日程、内容が変更になる場合があります。

※当社側の事情で講座が成立しない場合は全額を返金します。お客様の都合でお申し込みをキャンセルされた場合は、所定の手数料を承ります。

※定期講座の受講はよみうりカルチャーに入会が必要です。定期講座の体験、公開講座の受講はよみうりカルチャーに入会不要です。入会・受講規約をご覧ください。

※定期講座で優待割引を利用して申し込みされたい方は、「見学申込・問合せ」ボタンから利用したい優待名を入力して送信してください。