2022年4月から5月にかけて、柏、川崎、八王子、川口、大森、荻窪、横浜センターで公開講座「生姜（しょうが）をプランターで育てよう＆生姜の話」を開催しました。

　生姜は、家庭料理にもよく登場するおなじみの食材で、特に冷えを気にする時期は、温活食材としても人気があります。ただ、保存方法によっては生姜がグチュとなってしまうことも。そこで、生姜のよい保存方法や、生姜をもっと活用する方法はありませんか？ と埼玉県川口市にある生姜専門店「GINGER FACTORY（ジンジャーファクトリー）」のオーナー・古谷公史郎さんに相談したところ、「生姜を知るには、育てるのが１番」ということで、ベランダや玄関先で育てられるプランター栽培の生姜講座を企画しました。

　講座には、生姜をこよやく愛する皆さんが参加してくださいました。参加理由も様々です。「冷え性で生姜をよく食べるので生姜の話を聞いてみたかった」、「主人が生姜を育てているけど、上手くいかない、芽が出なくて」（ともに柏）、「生姜が好きで育ててみたい」（八王子）、「生姜を腐らせてしまうことが多くて」。「『まいにち生姜レシピ』（池田書店、GINGER FACTORY監修）を買いました。講座があることをチラシで知って」、（ともに大森）など。

　「生姜は誤解がいっぱいなの」と言う講師の古谷さんは講座で「そもそも生姜の旬はいつでしょうか？」と質問。「初夏にはスーパーで並び始めていたような」と参加者が答えます。「では、生姜はどこで生まれたでしょうか？」。こんな風に、古谷さんの話は、生姜の生まれをたどる旅から、生姜の種類、生姜の名前考察へと広がります。参加者の皆さんは、初めて聞く話に興味津々です。

　生姜の生まれと生い立ちを学んだ後は、生姜の育て方の勉強です。
　「生姜には向きがあります」と古谷さんが言うと、参加者の皆さんがしげしげと生姜を見つめます。「植える時は、上下は間違わないで」と言われますが、皆目を白黒させ生姜をくるくる回します。古谷さんが一人一人に向きを教えます。そして、絵を描きながら生姜の育て方を説明。参加者の皆さんも真剣にメモを取ります。

　古谷さんは「順調に育てば、秋には生姜が収穫できます。お家でジンジャエールなど楽しんで。僕のおすすめは炊き込みご飯。ぜひチャレンジしてみて」と話します。参加の皆さんは秋の収穫を夢見て、講座は終了しました。

　川口センターで友人同士で参加した人は「初めて聞く話ばかりで、何より楽しかった」、男性は「お店があることは知っていたんだけど行ったことがなくて、話が役に立った。今度お店にも行ってみようと思う」、種生姜を１kg追加で購入した八王子センターで参加した人は、「親戚が畑をやっているので、植えてもらおうと思って。生姜が好きだから、今日の話が聞けて良かった」と笑顔で帰りました。

　講座は、ホット生姜ドリンクを飲みながら話を聞き、教材に種生姜とプランターが付き、生姜商品のお土産が付きました。

　会場では、種生姜やプランターを追加で購入した人や、生姜商品（生姜シロップや生姜チップス、レシピ本、生姜紅茶など）を購入した人もおり、さらに生姜にハマったようでした。

講師／GINGER FACTORY 生姜専門店オーナー　古谷公史郎さん
お店は、京浜東北線蕨駅西口すぐ（埼玉県蕨市中央1-30-3）と埼玉県川口市芝富士1-26-9-1Fにある。
古谷さんは、日本、海外の生姜の産地を訪ね歩き、生姜生産者と消費者の距離を縮めることを目指している。生姜商品は実店舗とインターネットで購入できる。

開催したセンター
柏センター（スカイプラザ8階［柏駅東口すぐ前］）
4月18日（月）10:30～12:00

川崎センター（川崎駅ビル｢アトレ」5階）
4月24日（日）10:30～12:00

八王子センター（JR八王子駅ビル「セレオ」 北館10階）
4月25日（月）10:30～12:00

川口センター（リプレ川口2番街4階［川口駅西口3分］）
4月26日（火）10:30～12:00

大森センター（大森駅ビル「アトレ」6階）
4月29日（祝・金）10:30～12:00

荻窪センター（荻窪駅ビル「ルミネ」6階）
5月9日（月）10:30～12:00

横浜センター（横浜新都市ビル［そごう］9階［横浜駅東口］）
5月30日（月）10:30～12:00

講座リポート一覧