「死体を見る医師」、「事件の遺体を解剖する医師」、または「ドラマで犯人逮捕に協力する医師」―――法医学者にどのようなイメージをお持ちですか。
　かつて法医学は医学の中できわめてマイナーな領域で、認知度はほぼゼロでした。現実は、法治国家のインフラを支える重要な仕事をしています。ドラマ「アンナチュラル」や小説の法医学監修をつとめる講師が、社会における法医学の役割についてお話しします。


5月18日（土）　14：00～15：30　テーマ「ドラマの世界」

【講師略歴】上村　公一（うえむら　こういち）

東京医科歯科大学名誉教授、医学博士、法医認定医、監察医（非常勤）。専門は法医学、死因究明業務と薬毒物による中毒機序の解明を目指して研究している。法医学を専攻して32年、法医解剖執刀2500体、裁判所出廷50回。最近、テレビドラマや小説の法医学監修をしている。

1983年 京都大学大学院工学研究科工業化学専攻修了
　　　　大阪府立千里高等学校　教諭（理科、化学）
1986年 京都府立医科大学医学部入学
1992年 京都府立医科大学医学部卒業、法医学教室助手　
1999年 山口大学医学部法医学講座助手　
2000年 東京大学大学院医学系研究科法医学教室　助手
2005年　　　同　　講師
2007年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科法医学分野 教授
2024年3月　同　定年退職、東京医科歯科大学名誉教授

医学博士（京都府立医科大学）、法医認定医（法医学会）、死体解剖資格（厚労省）
非常勤監察医（東京都、大阪府）

日本アルコール・アディクション医学会　理事
日本犯罪学会　理事