国の重要美術品・重要文化財を中心に、日本美術の名品を取り上げて画の奥に広がる世界を解き明かす、という"謎解きを楽しむ講座"です。日本の美術のなかでもとりわけ江戸時代初期に描かれた複数の屏風絵には、いまなお画の中に「謎」が多く残されています。それは、画の描かれた意味です。現代のわたしたちが目に見える図像のみで画の意味を捉えようとしても、江戸時代を生きた当時の人々が「画に見た世界」というものは、容易には伺い知ることができません。時代が変わり、歴史の経過のなかで画を解く鍵がすっかり忘れ去られてしまったからです。しかし実は、目に映る「描かれたもの」の奥には、「物語」がありました。では、それはどんな物語であったのでしょう。
今回取り上げる名品は、江戸時代初期に描かれた重要美術品「舞踊図」（サントリー美術館）、重要文化財「舞踊図屏風」（京都市）など、近世絵画を代表する一群の「舞踊図」です。画に込められた美しい江戸時代の「一瞬」。画の謎をご一緒に紐解いて参りましょう。この授業をきっかけに、日本美術の新しい楽しみ方を、きっと知ることができるはずです。

オンデマンド視聴：2,000円
視聴期間：2025年1月6日（月）12：00までを予定、販売は2024年12月27日（金）12：00まで
※期間中は繰り返しご覧いただけます。
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