秋のスペシャル②「寄木の里で職人の心に触れる」

 よみうりカルチャー横浜では、この秋、箱根寄木細工の魅力を学ぶ公開講座「箱根寄木細工の里で特製ペンスタンドを作る」を開きます。箱根・畑宿にある職人の工房を訪ねる現地集合・解散講座です。

箱根駅伝の優勝トロフィーを作る 金指勝悦さん―― 

 左の作品は、昨年(2017)の箱根駅伝の往路の優勝トロフィーのレプリカ。寄木の里・箱根畑宿に工房をかまえる金指勝悦さんが作りました。実物は、優勝した青山学院大学に送られました。金指さんは1997年から優勝トロフィーを作り続けています。



 金指さんは、1940年畑宿生まれ。江戸時代以前からふるさとに伝わる寄木細工を継承しようと、職人の道を志したそうです。そのころは、戦後以降から安価なプリント合板が流通したこともあり、寄木の技法は衰退が続いていたそう。そのころは、「寄木細工ではメシは食えない」とも言われたといいます。




無垢作り(むくづくり)にこだわって――
 金指さんが作るのは「無垢の寄木細工」です。
箱根寄木細工では、組み合わせた木材を薄く削って貼り付ける「ズク貼り」が主流だそうですが、金指さんは「無垢」にこだわります。色の異なる木材を加工したパーツを一つ一つ組み合わせて作るため大量生産には向きませんが、金指さんによって生み出される作品は、圧倒的な存在感を放ちます。木そのものが持つ質感と温かさを感じさせてくれます。
 また金指さんの作品の特徴が「美しい曲線」。「とてもおしゃれ」と、全国に多くのファンを持ちます。

金指さんが直接指導する制作体験に工房見学も――

 今回の講座は、寄木の里と呼ばれる箱根町畑宿にある金指さんの直売店で行います。制作体験は、左写真の特製ペンスタンド(当日は4角形)を、金指さんの直接指導のもと作ります。
側面部分は、コマと呼ばれる木のパーツを組み合わせてお好きにデザインしてください。
 一般の方の体験は直売店のみで終了ですが、今回は特別に直売店近くにある工房にもお招きいただき、職人の作業を間近に目にしていただきます。
 
箱根のシンボルから「いずれ、日本の代表的な工芸品に」――
 金指さんたち畑宿の職人たちにより、箱根のシンボルとして輝きを増す、箱根寄木細工。
金指さんは、さらに寄木細工の知名度を高め、「いずれ、日本の代表的な工芸品」にと語ります。
 今回の講座に参加して「職人の心」に触れてみませんか――。

★公開講座「箱根寄木細工の里で特製ペンスタンドを作る」の詳細は・・・
https://www.ync.ne.jp/yokohama/kouza/201810-18120092.htm