(8月26日)私のなかの〈台湾〉を描く~「祝宴」をめぐって

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 2022年刊行の最新小説 「祝宴」(新潮社)は、日中台を股にかけた台湾人ビジネスマンの父と、性の自己同一性に悩む娘とのすれ違いと和解を描いた物語です。日本で外国人として育った娘、外省人の祖父、日本、中国、台湾で生きる父 ――― 日中台の歴史が複雑に絡み合う中で、国籍、言語、性の境界とは何か。家族のかたちとは。作者の温又柔さんが、作品を生み出す原動力となった思いを熱く語ります。

温又柔(おん・ゆうじゅう)
 1980年台湾・台北生まれ。2009年「好去好来歌」で第33回すばる文学賞佳作を受賞。2015年「台湾生まれ日本語育ち」で第64回日本エッセイスト・クラブ賞受賞、2017年に「真ん中の子どもたち」が芥川賞候補に選ばれる。2020年「魯肉飯のさえずり」が織田作之助賞を受賞。


講座日:2023年8月26日(土)11:00~12:30

会場:読売新聞東京本社3階「新聞教室」(大手町駅C3出口直結)

※会場からオンラインで生配信(Zoomウェビナー)を行います。会場受講とオンライン受講のどちらかを選んでお申し込みください。どちらも1週間のアーカイブ配信が付きます。

参加費:会場受講3,520円、オンライン受講2,970円