- トップ
- よみうりカルチャー荻窪
- 文芸・教養
- 文学
- 江戸川乱歩を読む
講座コード:202504-01232504 2025年2月16日 更新
新設
明智小五郎とは何者か?
江戸川乱歩を読む
立教大学教授石川 巧

明智小五郎は江戸川乱歩が造型した探偵キャラクターであり、横溝正史の金田一耕助と並ぶ名探偵と称される。「D坂の殺人事件」で登場した際には「遊民」として事件を推理する素人探偵だったが、のちに、日本と海外を往来する凄腕探偵となってからは「洋装の紳士」となり国際的な事件に関わる。だが、1936年に『少年倶楽部』が「少年探偵団シリーズ」を企画し、終生のライバル・怪人二十面相との対決がはじまってからは、着実な推理よりも変装を駆使して敵の裏をかく策士へと変貌する。警視庁の中村警部とも協力する。また、のちに三島由紀夫に戯曲家される『黒蜥蜴』との対決では両性具有的な魅力をもつ黒蜥蜴との愛憎劇を演じることになる。今回の講座では、明智小五郎の変遷をたどりながら乱歩文学の魅力を再発見する。
【江戸川乱歩 プロフィル】
江戸川乱歩(本名・平井太郎)1894年~1965年。三重県名張町(現・名張市)に生まれる。早稲田大学政治経済学科を卒業後、仕事を転々としながら探偵小説研究に没頭。1922年、森下雨村が編集長の『新青年』に「二銭銅貨」を発表。その後、「D坂の殺人事件」「人間椅子」「陰獣」「押絵と旅する男」などを次々と発表し怪奇小説、探偵小説の作家として絶大な人気を博す。戦時中は軍部の圧力ですべての作品が全文削除処分となり思うような執筆活動ができなかった。戦後は、日本探偵作家クラブ会長を長く務め、江戸川乱歩賞の設立、雑誌『宝石』の責任編集などで探偵小説界の発展に尽力した。
【石川巧 プロフィル】
1963年、秋田県生まれ。山口大学、九州大学を経て2006年より現職。専門は日本近代文学・文化研究。特に戦中・戦後の雑誌研究を進めている。近著に『読む戯曲の読み方 久保田万太郎の台詞・ト書き・間』(慶應義塾大学出版会)『幻の雑誌が語る戦争』(青土社)、『群衆論』(琥珀書房)。
【江戸川乱歩 プロフィル】
江戸川乱歩(本名・平井太郎)1894年~1965年。三重県名張町(現・名張市)に生まれる。早稲田大学政治経済学科を卒業後、仕事を転々としながら探偵小説研究に没頭。1922年、森下雨村が編集長の『新青年』に「二銭銅貨」を発表。その後、「D坂の殺人事件」「人間椅子」「陰獣」「押絵と旅する男」などを次々と発表し怪奇小説、探偵小説の作家として絶大な人気を博す。戦時中は軍部の圧力ですべての作品が全文削除処分となり思うような執筆活動ができなかった。戦後は、日本探偵作家クラブ会長を長く務め、江戸川乱歩賞の設立、雑誌『宝石』の責任編集などで探偵小説界の発展に尽力した。
【石川巧 プロフィル】
1963年、秋田県生まれ。山口大学、九州大学を経て2006年より現職。専門は日本近代文学・文化研究。特に戦中・戦後の雑誌研究を進めている。近著に『読む戯曲の読み方 久保田万太郎の台詞・ト書き・間』(慶應義塾大学出版会)『幻の雑誌が語る戦争』(青土社)、『群衆論』(琥珀書房)。
日時 |
5/24、6/28、7/26、8/23 第4土曜日 13:30~15:00 ホームページからのお申し込みは、受講日の2日前までとなります。 |
---|---|
受講料 | 会員 6か月 4回 14,080円(うち消費税額1,280円) |
維持費 | 1,540円 |
途中受講 | できます |
見学 | できます |
体験 | できません |
ご案内 | ※4/12(土)公開講座「江戸川乱歩を読む~序章~」もございます。是非併せてご受講ください。 ※コピー代が数十円程度かかる場合がございます。 |
初回持参品 | 筆記用具 |
※ホームページからもお申し込みいただけます。ホームページからのお申し込みには「読売ID」の登録が必要です。詳しくは「初めてご利用の方へ」をご覧ください。
※「読売ID」の登録には一人ひとつのメールアドレスが必要ですが、メールアドレスをお持ちでないご家族がいて複数人分を申し込みされたいなどの場合は、「見学申込・問合せ」(公開講座は「お問い合わせ」)ボタンから各人のお名前や人数などを入力して送信してください。
※残席状況は申し込み手続き中に変動する場合があります。
※受講料や維持費、教材費等は消費税込みの金額です。講座開始日前のご入金をお願いします。
※開講できない場合や、日程、内容が変更になる場合があります。
※当社側の事情で講座が成立しない場合は全額を返金します。お客様の都合でお申し込みをキャンセルされた場合は、所定の手数料を承ります。
※定期講座の受講はよみうりカルチャーに入会が必要です。定期講座の体験、公開講座の受講はよみうりカルチャーに入会不要です。入会・受講規約をご覧ください。
※定期講座で優待割引を利用して申し込みされたい方は、「見学申込・問合せ」ボタンから利用したい優待名を入力して送信してください。