講座コード:202404-18012404 2024年3月3日 更新

公開

『貼雑年譜』からその生涯をたどる

生誕130年 江戸川乱歩/平井太郎とは何者だったのか?

立教大学教授石川 巧

 江戸川乱歩は、欧米における最先端のミステリーを、いちはやく吸収し、犯罪学、法医学、性科学、心理学をはじめとする隣接諸科学の知見を取り入れることに、積極的な作家でした。彼が生涯に蒐集した文献は、和書13000冊、洋書2600冊、雑誌5500冊にのぼります。また、乱歩は夥しい文献を駆使して小説の新しい着想や斬新なトリックを生み出す学者肌の作家であると同時に、自作の構想、執筆過程のメモ、自作に関連する記事を徹底的に整理・保存するマニアでもありました。彼にとっての資料や記録は人生の証そのものだったのです。この講座では、2023年11月にオンライン公開が始まった江戸川乱歩の自筆スクラップブック『貼雑年譜』を素材として、江戸川乱歩とは何者だったのかを考えます。
【江戸川乱歩プロフィル】
 江戸川乱歩(本名・平井太郎)1894年~1965年。三重県名張町(現・名張市)に生まれる。早稲田大学政治経済学科を卒業後、仕事を転々としながら探偵小説研究に没頭。1922年、森下雨村が編集長の『新青年』に「二銭銅貨」を発表。その後、「D坂の殺人事件」「人間椅子」「陰獣」「押絵と旅する男」などを次々と発表し怪奇小説、探偵小説の作家として絶大な人気を博す。戦時中は軍部の圧力ですべての作品が全文削除処分となり思うような執筆活動ができなかった。戦後は、日本探偵作家クラブ会長を長く務め、江戸川乱歩賞の設立、雑誌『宝石』の責任編集などで探偵小説界の発展に尽力した。
【石川巧プロフィル】
 1963年、秋田県生まれ。山口大学、九州大学を経て2006年より現職。専門は日本近代文学・文化研究。特に戦中・戦後の雑誌研究を進めている。近著に『読む戯曲の読み方 久保田万太郎の台詞・ト書き・間』(慶應義塾大学出版会)『幻の雑誌が語る戦争』(青土社)、『高度経済成長期の文学』(ひつじ書房)。
日時 5/2 木曜日
 13:00~14:30

ホームページからのお申し込みは、受講日の2日前までとなります。

受講料 会員  1回 3,520円(うち消費税額320円)
一般  1回 4,070円(うち消費税額370円)
維持費 385円
初回持参品 筆記用具

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