講座コード:202501-01210031 2024年12月23日 更新

蜻蛉日記を読む

元國學院大學講師内野 信子

皆さんは日記をつけていらっしゃいますか。日記は日々の記録、備忘録ですが、今回ご一緒する『蜻蛉日記』は「日記文学」です。「日記」と「日記文学」の違いはというと、「日記」は先に述べたように記録です。「文学」にはテーマ(主題)があります。『蜻蛉日記』の作者道綱母は、藤原兼家の妻のひとりです。兼家との間に一子道綱をもうけ、それによって道綱母と呼ばれます。道綱母は、一夫多妻の時代に上流貴族の妻の立場がいかに思い通りにいかないかを、赤裸々に語っています。これがテーマとなります。21年間の兼家との結婚生活で体験したさまざまに不如意な事柄を書くために、それに適った素材を選んでいます。日記の外側には、選ばれた素材以外の、記されない道綱母の人生もあったわけです。
平仮名(女文字)が作られ王朝女流文学の隆盛期が訪れますが、道綱母は言わばそのパイオニアです。道綱母が自身を「かげろうのような身の上」と思いつつ書いた『蜻蛉日記』を、ご一緒に読んでみませんか。
日時 1/23、2/27、3/27
第4木曜日 10:00~11:30

ホームページからのお申し込みは、受講日の3日前までとなります。

受講料 会員 3か月 3回 8,250円(うち消費税額750円)
維持費 825円
途中受講 できます
見学 できます
体験 できます 体験料 3,025円(うち消費税額275円)
ご案内 教材費/講談社学術文庫 新版「蜻蛉日記」上村悦子全訳注 2,700円を書店でお求めください。 
初回持参品 筆記用具

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