東大教授と海の科学を語ろう

東大教授と海の科学_画像01_500-333.jpg 地球表面の7割を占める海は、海流や気候、生き物、エネルギー資源など生活に深くかかわり、話題の宝庫。その海を研究する東大教授と知的な旅を味わってみませんか。東大教授の素顔を知ると同時に、最先端の科学に触れられる全6回講座の前半です。錦糸町・北千住・大手町で順次開催。
 司会・協力 保坂直紀 元読売新聞科学部記者、東京大学特任教授

※講座は、2023年10月から2024年3月に全6回行います。第4回以降は、詳細が決まりましたらお知らせします。
※入会不要の公開講座です。どなたでも受講できます。オンライン受講もできます。
参加費:会場受講3,520円、オンライン受講2,970円(共にアーカイブ配信付き)
会場受講は10月・11月・12月セット受講でお得な料金(参加費3回分9,570円)があります。


①オニヒトデとサンゴ礁生態系 (教室 / 錦糸町センター)

写真安田仁奈先生(錦糸町)200-245.jpg安田仁奈(やすだ・にな)教授
東京工業大学院情報理工学研究科博士課程修了。学術博士。日本学術振興会特別研究員、宮崎大学准教授などを経て東京大学大学院農学生命科学研究科教授。研究テーマは、海洋生物の分子生態学、系統地理、サンゴ礁生態系の保全など。日本学術会議連携会員、Global Young Academyメンバー。

 サンゴを食べるオニヒトデをご存じでしょうか。大型でたくさんの腕をもち、体中を毒のとげに囲まれたこのヒトデは、時に大量発生します。1960年代にその大量発生が認識されるようになって以来、サンゴ礁保全のカギを握るといわれている生物です。オニヒトデは、もともとサンゴ礁にいる在来種です。それが近年、どうして大量発生してしまっているのでしょうか。

◆講座日:2023年10月14日(土)10:00~11:30
◆会場:錦糸町センター(錦糸町駅ビル「テルミナ」6階)

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②気候変動・変化は海が決めている?(教室 / 北千住センター)

写真升本順夫先生(北千住)200-245.jpg升本順夫(ますもと・ゆきお)教授
九州大学大学院工学研究科水工土木学専攻博士課程中途退学。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻助教授、海洋研究開発機構短期気候変動応用予測研究プログラムディレクターなどを経て、2013年より同専攻教授。博士(理学)。

 地球の温暖化をはじめ、私たちの生活に密接に関連している気候の将来に関心を持つ方が増えています。季節の移ろいよりも長い時間規模で起こる気候の変動や変化は、地球の大気の変動だけではなく、海洋の変動や変化が果たしている役割が非常に大きく、海が気候を決めているとも言えます。気候の変動と変化の違いも含めて、海が果たす役割の一端をご紹介します。

◆講座日:2023年11月18日(土)15:30~17:00
◆会場:北千住センター(北千住駅ビル 「ルミネ」9階)

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③カーボンニュートラルの実現に貢献する海の再生可能エネルギー(教室 / 大手町)

写真鈴木英之先生(大手町)200-245.jpg鈴木英之(すずき・ひでゆき)教授
東京大学大学院工学系研究科船舶工学博士課程修了(工学博士)。東京大学講師、米国カルフォルニア大学バークレー校客員研究員、東京大学准教授を経て、現在東京大学大学院工学系研究科教授。海洋システム工学を専門として、2000年頃より浮体式洋上風車の研究に携わる。

 地球温暖化を止めるために、カーボンニュートラルの実現は待ったなしの状況にあります。再生可能エネルギーの利用はカーボンニュートラルに大きく貢献しますが、日本の置かれた地理的環境下においては、海の再生可能エネルギーの利用が有効です。利用を実現するための技術的な側面も含めて紹介します。

◆講座日:2023年12月2日(土)11:00~12:30
◆会場:読売新聞東京本社3階「新聞教室」(地下鉄「大手町駅」C3出口直結)

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