[おうちで学びたいこと探そう] ニャンドゥティの素晴らしさを世界に広めたい

情報誌「よみカル」から、特集した講座記事を紹介します。

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ニャンドゥティ

(入沢)私がニャンドゥティを知ったのは、ある服飾デザインに使われているのを見たこと。色遣いの美しさに驚きました。

(岩谷)ニャンドゥティとは、パラグアイの先住民族・グアラニー族の言葉で「クモの巣」の意味なんです。クモの糸が光を浴びて虹のように輝くように、赤、青、黄色などの極彩色の糸を使うことが特色です。私も小学生の時に叔父の家で初めて見て、なんて華やかなんだろうと見とれてしまいました。その時の印象は今も忘れられません。パラグアイを離れて日本に来た時、日本の人たちにパラグアイの文化や自然、人々の生活や考え方、パラグアイ人が感じる楽しさや美しさを伝えたいという思いが強くなり、主人の転勤で再度パラグアイに帰った時に学んだのです。

(入沢)エレナさんと出会ったのも、そうしたパラグアイの工芸を紹介するイベントでした。作品を見てコサージュのように立体的な作品も作れることを知り、可能性のあるレースだと思いました。また、電車の中でもどこでも、気軽に作れるところも魅力に一つですね。

(岩谷)パラグアイでは、午後になると女性たちがマンゴーの木の下に集まって、マテ茶を回し飲みして、楽しく話をしながら編んでいるんですよ。

(入沢)日本刺しゅうの職人は少なくなってきていると聞きますが、パラグアイはどうですか?

(岩谷)パラグアイでも編み手は高齢化しています。細かい手仕事ですから早い人でも1日に10個のモチーフを作るのが精一杯。ニャンドゥティだけで生計を立てることは難しいのです。そこでニャンドゥティの素晴らしさを世界に知ってもらい、マーケットを大きくすることが必要だと思って、教室を始めることにしました。昨年は本も出版しました。

(入沢)その本にもたくさん紹介されていますが、デザインのモチーフが面白いですね。

(岩谷)花や星など自然のものから、水差し、かまど、おヘソや眉毛など人体の一部まで350種類以上のデザインがあります。生活に密着したあらゆるものがモチーフになっていて、パラグアイの暮らしの風景が見えてくるようです。

(入沢)自然を大切にし、身近で意味のある図案であるところが好きです。そして、やっぱり色ですよね。私の生徒さんは「落ち込んでいる時にニャンドゥティの色を見て元気になった」と言っていました。

(岩谷)そう。あるデパートの展示会で「この色、元気になる!」と言って買ってくださった男の方もいらっしゃいましたよ。自分でもどんな仕上がりになるんだろうと、編んでいてワクワクするんです。教えることも生徒の皆さんとの話も楽しい。

(入沢)育児に追われるママさんも、「つかの間でもニャンドゥティを編むことで楽しい気持ちになれる」と言っていました。エレナさんの活動は、ニャンドゥティを広めるだけでなく、皆を幸せにする力があります。

パラグアイに戻られる前に、多くの人にニャンドゥティの楽しさを教えてください。

(岩谷)そうですね。入沢さんのようにニャンドゥティを正しく教えられる人をたくさん育てていきたいですね。

※「よみカル」2016夏掲載 「ニャンドゥティ」の岩谷みえエレナ講師



岩谷みえエレナ講師の講座の紹介
※講座名をクリックすると講座詳細にリンクします

■よみうりカルチャー荻窪(03-3392-8891)荻窪ルミネ6階
パラグアイのニャンドゥティ(レース編み)」第2・4水曜 10:30~12:30

ほかのニャンドゥティ講座の紹介

■よみうりカルチャー錦糸町(03-5625-2131)錦糸町駅 テルミナ6階
パラグアイのニャンドゥティ (レース編み)第3木曜 13:00~15:00

■よみうりカルチャー川越(049-247-5000)川越駅 第一コーポレーションビル5階
虹色のレース編みニャンドゥティ第1月曜 10:00~12:30



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