[おうちで学びたいこと探そう]リコーダー ―手軽だけれど奥が深い―

情報誌「よみカル」から、特集した講座記事を紹介します。

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リコーダー

バロック音楽の花形

  小・中学校の音楽の時間に誰もが手にしたリコーダー。最も広く普及している楽器の一つだ。その歴史は15世紀まで遡る。

 「リコーダーはとても古い楽器です。バロック期に今の形になり、バッハやヘンデルが活躍した17世紀から18世紀には、リコーダーのための楽曲がつくられるほどの花形楽器になりました。特にテレマンは『リコーダーのためのソナタ』などたくさんの曲を書いています。落ち着いた素朴な印象があると同時に、明るく良くとおる音がリコーダーの魅力です」

 その音質から、かつては小鳥に歌を教えるための道具として使われたという。しかしバロック以降、次第に演奏の機会は失われていく。大きな原因は演奏環境の変化。

  「音楽が宮廷の一室で演奏される貴族の楽しみから、大劇場で演奏される大衆娯楽へと発展したことで、音量の小さいリコーダーはフルートに役割を譲ることになります。その後、20世紀に再評価されるまで忘れ去られてしまうのです」



可能性に富んだ楽器

 小学校で使うソプラノ、中学校のアルト、さらに音域の低いテナーとバスの4種類を基本として、リコーダーは10種類ほどがある。

 「リコーダーは穴があいているだけのシンプルな楽器です。音域も他の楽器ほど広いわけではありません。でも、それだけに演奏のし甲斐のある、可能性に富んだ楽器だと思います」

 息の強弱によっても音程を変えることができるので、プロの演奏家は、曲の雰囲気に合わせて穴のおさえ方や息遣いを巧みに変えながら演奏する。

「『こんなふうに歌いたい』という自分の思いを工夫次第で表現することができます。基本の指遣いで演奏することは意外と少ないものです」

 講座では、数種類のリコーダーを用いたアンサンブルも。

 「独奏もリコーダーの素朴な音色を楽しめてすてきなのですが、アンサンブルはその美しい音色が重なり合って素晴らしい音楽になります。4人の演奏が10人以上の合奏に感じるほど豊かな音になるのです」

 そうしたリコーダーの魅力に惹(ひ)かれて、何年も続けて受講している受講者も少なくない。「リコーダーは、誰もが経験したことのある手軽な楽器ですが、奥が深く、演奏するほどに楽しくなる楽器なんですよ」

※「よみカル」2016夏掲載 「リコーダー」日比健治郎講師



日比健治郎講師の講座の紹介
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■よみうりカルチャー横浜(045-465-2010)横浜新都市ビル(そごう)9階
リコーダーオーケストラ」第3日曜 13:30~15:00
個人レッスン リコーダーとともに(入)」第1・3土曜 13:00~20:30



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