[おうちで学びたいこと探そう] 太巻き祭りずし ― キッチンに広がる笑顔と歓声 ―

情報誌「よみカル」から、特集した講座記事を紹介します。

ほかの講座の特集記事はこちら

太巻きずし200-141.jpg太巻き300-200.jpg


太巻き祭りずし

伝統の名人は男性

 「作って楽しい、見てきれい、食べておいしい。そして誰にあげても喜んでいただけます」と講師の三幣周子さん。伝統の文様から花、文字、アニメキャラクターまでデザインは多彩。色鮮やかに工夫を凝らした太巻きずしは、食べるのがもったいないほど。この「太巻き祭りずし」は千葉県の上総地方で祭りの時に作られてきた伝統郷土料理。ハレの日のごちそうだ。意外なことに、戦前まで作り手は男性だったという。

 「名人と呼ばれるおじいさんがいて、冠婚葬祭の日に呼ばれて作ったのだそうです。戦争で作り手も減ってしまったのですが、手伝いをしていた女性たちが、今に伝統を伝えてきました」


 三幣さんの師である龍崎英子さんが「太巻き祭りずし」の名付け親。

 「伝統的な作り方に加えて、様々な食材やデザインを取り入れ、栄養学的なバランスも整えました。それ、一気に注目されるようになったのです」

 千葉伝統郷土料理研究会が主催するデザインコンテストには、毎年、子どもから大人まで800点以上の作品が寄せられるという。

 「道の駅などでも地元の人が作った太巻き祭りずしをよく見ますね。海外で披露したことがありますが、卵で巻いたものを『ジャパニーズ・オムレツ』と呼んで大好評でした。



ポイントはパーツと配分

 講師の三幣さん自身、「なかなか完璧にはできません」と言うほど奥が深い。ポイントはパーツ作りとすし飯の分量配分だそう。

 「例えば、パンダを作る時は、耳や目になる細い巻き物をまず作ります。それを、組み立てながら巻いていくのですが、すし飯の配分や盛り具合で、目が開いたり、ほっぺが上がったり、泣き顔にも怒った顔にもなります。作る人によって違った表情になるのが面白いですね」

 一生懸命にやれば、誰でもできるそうだ。

 「特に子どもたちは頭の中でお絵描きをしながら作るので、すぐ上手になりますね。想像力が大事なのです」

 教室では「どんなふうに仕上がるんだろう」「うまくできたかな」と、真剣な作業が続く。そして最後に切る時が、一番わくわくする瞬間。「よかった!」「あれっ?」「先生、見て見て!」と歓声が上がる。
「上手にできても、そうでなくても、切った時の皆さんの笑顔や喜ぶ声を聞けることが、私の一番の楽しみなんです。『先生が一番うれしそうですね』とよく言われます(笑)」

※「よみカル」2013冬掲載 「太巻き祭りずし」三幣周子講師



三幣周子 講師の講座の紹介
※講座名をクリックすると講座詳細にリンクします

■よみうりカルチャー横浜(045-465-2010)横浜新都市ビル(そごう)9階
太巻き祭りずし」第3日曜 15:20~17:20



■よみうりカルチャー川崎(044-221-5590) アトレ川崎5階
房総の太巻き祭りずし」第3木曜 10:30~12:30



■よみうりカルチャー錦糸町(03-5625-2131)錦糸町駅 テルミナ6階
はじめよう太巻き祭りずし」第2月曜 10:30~12:30
太巻き祭りずし ②金曜クラス」第2金曜 10:30~12:30
太巻き祭りずし ④金曜クラス」第4金曜 10:30~12:30
お勤め帰りの太巻き祭りずし入門」第2・4金曜 18:30~20:30



太巻きずし1000-706.jpg