講座ウオッチング
雅楽・小鼓

雅楽

 「雅楽」は、奈良時代以前からある日本古来の神道儀礼の歌謡や舞と、5世紀から9世紀ごろに朝鮮半島の高麗楽やインド・ベトナム・中国大陸から伝わった唐楽、平安時代に新たに作られた楽曲とに分けられる。
 701年に大宝律令が制定された際、太政官治部省に雅楽寮が置かれ、雅楽の指導や保護がおこなわれて以降、宮廷の饗宴用楽舞として伝えられてきた。
 近頃では一般の人でも気軽に学ぶことができるようになり、雅楽の楽器8種のうち『三管』と呼ばれる「篳篥-ひちりき-」「龍笛-りゅうてき-」「笙-しょう-」の教室が人気を集めている。
川崎センターの「雅楽入門・篳篥を奏でる」(講師-瑞穂雅楽会主席・三田徳明)と「雅楽入門・竜笛を奏でる」(講師-同会楽師・鈴木祥江)の合同授業。
 手前は篳篥、奥は龍笛を演奏している
  <雅楽の楽器について>
  篳篥は地上ので生活する人々の声を、笙は天から差し込む光を、そして龍笛は天空を駆け巡る龍の声を表現するといわれ、3つの楽器は宇宙を表すと考えられている。
 龍笛〜写真上〜は竹製で、フルートのように横に構えて演奏する。

龍笛の演奏
篳篥〜写真右〜は竹でできており、主に主旋律を担当、葦のリードをお茶で湿らせて使う。
  〜写真左〜は木製の「お椀に蓋をしたような形」のもの(写真の黒い部分)に17本の細い竹を差し込んだ形で、17本のうち15本には金属製のリードが蜜蝋で付けてある。
和音を演奏する楽器で吹いても吸っても同じ音が出る。内部に水滴がつかないように、演奏の前と後に電熱器で乾かす必要がある。

小鼓

 構える姿も美しい小鼓は、人気の和楽器のひとつ。
 祭りや神楽の囃子のほかに長唄や能で演奏される
 能楽の囃子には小鼓・笛・大鼓・太鼓の4種類の楽器がある。
 小鼓は2枚の馬の皮と、桜の木をくりぬいた「胴」と呼ばれるものを麻紐でゆるく組み上げた楽器。
左手で紐を緩めたり締めたりして繊細な音色を打ち分けリズムを取る。大鼓とともに曲の進行を司っている。
横浜センター「観世流・小鼓」(講師-観世流小鼓十八代家元・観世豊純)。通常は個人指導だが、今回は全員で。  
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